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歌舞伎辞典
kabuki jiten by Tomoko Shimokawa
日本全国の歌舞伎に関するあげなとこ、こげなとこ。(あんなとこ、こんなとこ。)
いつもとは違った角度から歌舞伎に触れてみる。
すると、また違った歌舞伎の顔が見えたような気がしてさらに奥深く歌舞伎を愛せることでしょう。
わたくし下川智子が実際に行ってまいりました感想と写真を含めご紹介いたします。
まだまだ行きたいところがたくさんあります。
随時このページでみなさまに共有できたらと思っておりますので、どうぞお付き合いくださいませ。
佐賀編
近松寺
きんしょうじ
ところ 佐賀県唐津市
(佐賀県唐津市西寺町511)
今回は、
近松門左衛門の墓がある佐賀県唐津市の近松寺さんにお邪魔致しました。
近松門左衛門は江戸時代の浄瑠璃、歌舞伎の作者です。
「曽根崎心中」
「冥途の飛脚」
「国性爺合戦」
…など、
現在でも度々上演される名作を残しています。
近松門左衛門といえば関西のイメージが強いですよね。
お墓も関西に3箇所あるんですっけ?
唐津にもお墓があるなんてちょっとびっくり。
それはぜひ実際に見てみたいと唐津へ向かいました。
福岡天神からだと高速バスか地下鉄(JR筑肥線)
いずれも乗換なしでいけます。(時間帯による)
なので、まぁ福岡天神から1時間20分ほどかかりますが
そんなに不便な場所でもなかったですね。
とても立派なお寺さんですね。
綺麗にお手入れされています。
全体図このような感じでけっこう広いです。
唐津焼きの香炉。
素敵ですね。
本堂にあったパンフレットを頂戴いたしました。
写真付きでとてもわかりやすく説明が書かれてました。
ちなみに背景は
豊臣秀吉に随行した曽呂利新左ェ門が唐津湾頭の風景を写して築造されたと伝えられている舞鶴園。
本堂左奥に歩くと
近松門左衛門のお墓があります。
近松門左衛門を目当てに参りましたが、そのほかにも見所が多いお寺さんでした。
至るところに説明書きがあるのが嬉しいですね。
私は日曜日に参りましたが
その時には他にどなたもいらっしゃらず、静かな中ひとりでゆっくりと見学させていただきました。
寺宝には
近松門左衛門の直筆の書があるようです。
通常一般公開はされてないようですが近松寺さんのHPにて画像を拝見することができました。
とても綺麗で居心地が良かったので
今度はお花の季節にまたお伺いしたいなと思います。
おぉ〜!!これが…!!
立派なのか立派じゃないのかわからない…というのが正直な第一印象。
私は墓石について詳しくないのであまり語れませんが
僧侶のお墓として建てられる卵塔でしょうか。。
丸い形をしてますね。
ここには他にも小笠原家や寺澤家の墓もあるのですが
それに比べて一つの墓で一番面積をとってますし、大事にされてあるんだなと思いました。
「遺言によって、近松寺の墓地に埋葬しています」とあります。
ネットでは「遺髪塚」だと書かれてあるのをいくつか見かけましたが、ここには埋葬してるのだと書かれてますね。
まぁとにかくここが近松の墓なのですね〜!
頂戴したパンフレットを見ると
「没後、遺骨が納められた地として、大阪(法妙寺)と尼崎(広済寺)とここ唐津の近松寺で、先年、墓辺から碑文が発見されている。」とあります。
写真見づらくてすみません。
丸に一文字
近松門左衛門の家紋ですね。
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